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千利休が箱紐に使い始めて450年。日本固有の伝統文化となった「木箱・箱紐」。戦国武将・真田幸村(信繁)とその父・昌幸が特に品質の良い真田紐を織ったことからその名が名付けられたとされる真田紐。紐の行商人は、この丈夫な紐を大坂夏の陣で名を馳せた真田になぞらえて「日本一(ひのもといち)のつわもの・真田の作った真田紐」と言って売り歩いたそうです。木箱での物流が主流だった当時、硬くて丈夫な真田紐は生活を支える箱紐として大変重宝されました。紐の色を変えて暗号のように使ったり、途中で何者かに開封されたら分かるように重要な手紙には複雑な結び方を施したりしたそうです。また、木綿で織られた真田紐は濡れても滑りにくいことから、幸村は刀の下げ緒や甲冑などにも幅広く活用しました。
真田紐の普及に伴い種類も豊富になり、特定の柄が家紋のように各家に用いられるようになりました。その風習は現代にも引き継がれ、茶道の各流儀や工芸作家の間では「お好み柄」と呼ばれる決まった柄が桐箱に使われています。